休職中の過ごし方
休職前に、休職中の規定(就業規則)、休職期間中の会社窓口、傷病手当金について確認しておくとよいでしょう。
会社との連絡は取りすぎるのも取らなすぎるののも病状によくありません。可能であれば連絡方法は電話やメール等とし、目安としては月に1回程度とすることが多いです。
必要があれば主治医に診断書を書いてもらいましょう。
初期
心と体を休める時期です。この時期は生活リズムにはこだわらず、ゆっくり休むことを心がけましょう。
また、この時期は判断力も低下しており、休職に対して罪悪感を強く感じやすくなるものです。この時期に重要な決断は避けるようにしましょう。
休職すると、始めは復帰後の事が気になりますが、まずは症状の改善を優先させ、病状がある程度回復してから(少なくとも一ヶ月以上が経過し、復職準備期に入ってから)復帰後の事は考えるようにしましょう。
回復期
徐々に生活リズムを整え、少しずつリハビリを始めます。
低下した体力の回復のため、まずは散歩等の軽い運動を始めます。
午前中の活動が望ましいですが、辛い場合には午後や夕方から始めます。
午前の活動が継続してできるようになれば、散歩の時間を延ばしたり、水泳や軽いスポーツを取り入れ負荷をあげることもあります。
復職準備期
体力が少し回復したら、こころや脳のリハビリを行います。
図書館やカフェなどを利用し、午前中は外で過ごす時間を増やします(週に2回から始め、最終的には週に5回ほど外出)。
最後に通勤訓練を行っていきます。
復職を具体的に考えるようになれば、生活リズム表を活用し、復職後に想定される起床時間や就寝時間を念頭に維持していきます。
最低2週間は生活リズム表に記録し、復職可能かどうかを主治医や産業医と相談していきます。
勤務をする上で必要な回復レベルや復職する環境は個々で異なるため、主治医、産業医や担当者とも連携をとりながら、調整することが望ましいです。